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スミスリン製剤耐性タイプの頭じらみ (アタマ シラミ)が沖縄で増加

2012.08.02




国立感染症研究所昆虫医科学部は、
アタマジラミの駆除剤抵抗性について、
2006年から2011年までの6年間、全国調査を行い、
その概要について公表をしています。

2006年からの通算では、沖縄県由来の試料に

おける抵抗性コロニー率は95.9%で、
沖縄県を除く医療機関等を通じて収集した
試料
(保護者直接提供を除く)に占める
抵抗性コロニー率は 5.0%と、沖縄県以外では、
増加傾向にはないそうです。
(「アタマジラミのピレスロイド系駆除剤抵抗性」より引用)
医師や薬剤師による正しい指導が必要

では、なぜ沖縄で、スミスリン製剤耐性タイプの

アタラジラミが沖縄で増加しているかですが、
軍属家族の人口比が大きいことが挙げられます。

米国ではピレスロイド抵抗性のナトリウムチャンネル

遺伝子の保有率が 90%を超えている
地域が多数存在しており、その遺伝子が、
米国から沖縄本島に移入された可能性が高いそうです。

また、沖縄県では保護者の間で、有効性や作用性の

明らかでない未認可の薬剤商品 (販売者による
呼称では頭皮洗浄剤)を
駆除に利用しているケースが
見られ、
それも原因の一つと考えられています。

沖縄以外でも、アタマジラミが寄生していないのに、

予防のためにと「スミスリン剤」を毎日使用したり、
用法用量を守らず、たくさん使用すれば効果が上がる
という誤った考えで使用する例も見られているそうです。

このままでは日本本土においても、
耐性化の懸念が
高まることから、
「アタマジラミ」に関する正しい知識の啓発や、
医師や薬剤師による、「スミスリン剤」の適正使用に
対する指導が必要であると言えます。

QLifePro医療ニュースより抜粋

http://www.qlifepro.com/news/20120727/smiling-drug-resistant-occurs-in-okinawa-is-due.html



※≪head lice walking on hair  髪の毛を這う頭しらみ≫  
  の動画は
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